Sunday, February 21, 2016

いかに自分自身を愛するか?

次の「いかに自分自身を愛するか?」というティク・ナット・ハンのビデオをご覧ください。


ティク・ナット・ハンは十六念息に従って、この質問に回答しました。私の理解は以下の通りです。

1. 自分自身 = 五蘊 =
 (1) 体
 (2) 感情 
 (3) 知覚
 (4) 心行(精神形成物)
 (5) 意識

* (2) + (3) + (4) + (5) = 心
* (2) + (3) + (4) = 51 心行
* (5) = 感覚意識(五感)+ 顕在意識 + マナス(エゴ)+ 阿頼耶識
    (潜在意識) = 8 意識

2. 自分自身を愛する = 五蘊(体、感情、知覚、心行、意識)の
  世話を良くする

3. 十六念息
(1) 最初の 4 念息:体 (= 呼吸 + 体)
  ① 長い呼吸に集中することにより目覚めた意識を復活させる
  ② 短い呼吸に集中することにより目覚めた意識を復活させる
  ③ 全身の痛みに気付く
  ④ 全身の緊張を解放する

* ①, ②: 思考(心)を停止することにより、健康な体を維持する
* ③, ④: 不健康な体の部分を認識し、静める
* 呼吸 = 目覚めた意識 = 自分自身 = マインドフルネス(念)

(2) 第二の 4 念息:感情
  ⑤ 生命の奇蹟に触れることにより喜びを発生させる
  ⑥ 生命の奇蹟に触れることにより幸せを発生させる
  ⑦ 苦痛の感情に気付く
  ⑧ 感情の緊張を解放する

* ⑤, ⑥: マインドフルネスにより健全な感情を発生させる
* ⑦. ⑧: 不健全な感情を認識し、静める

(3) 第三の 4 念息:心 (= 心行 + 意識)
  ⑨ 顕在意識の心行と阿頼耶識の心行の種子に気付く
  ⑩ 選択的水やりにより心行を喜ばせる
  ⑪ 根本原因を理解するために不健全な心行を深く観る
  ⑫ 洞察を通して発生させた思いやりのエネルギーにより
   不健全な心行を変容する

* ⑨, ⑩: 不健全な種子に水やりせずに、健全な種子を認識して
 水やりする
* ⑪, ⑫: 集中と洞察を通して​​、不健全な心行を認識し、変容する

(4) 最後の 4 念息:心の対象 (知覚) 
  ⑬ 全ての心の対象(知覚)の無常の性質を観る
  ⑭ 全ての欲望(考え)の消滅を観る
  ⑮ 全ての現象の不生不死(無我)の性質を観る
  ⑯ 全ての概念を投げ捨て、完全な悟り(涅槃)を得る

* ⑬, ⑭, ⑮, ⑯: 現実の本質(真理)を理解することによって、全ての概念が誤りであることを確信し、全ての概念の絶滅によって完全な悟りを得る
* ティク・ナット・ハンはビデオでは最後の4念息につき言及せず
* ①~⑫: パート・タイム仏陀, ①~⑯: フル・タイム仏陀

(参考)http://compassion5151.blogspot.jp/2015/10/blog-post_28.html

ティク・ナット・ハン