http://compassion5151.blogspot.jp/2015/08/blog-post_16.html
私はティク・ナット・ハンに完全に同意します。全種類の競争と比較は、分離、差別、即ち二元性を引き起こします。ですから、煩悩が生じ、人は苦しむのです。ほとんどの人は、競争が自己破壊であることを認識していません。
ティク・ナット・ハンが言った通り、唯一の解決策は、巨大な集合的目覚めであるに違いありません。誰もが自分自身を、エゴ(独立した自己)から目覚めた意識(独立していない自己)へ変容する必要があります。エゴ(独立した自己)は、知覚し、考えます。全ての知覚と思考は、分離、差別、即ち二元性を引き起こします。ですから、煩悩が生じ、人は苦しむのです。一方、目覚めた意識(独立していない自己)は、考えずに洞察を得ます。ですから、煩悩が生じることなく、生命の奇蹟に触れることによって、人は喜びと幸せを発生させることができるのです。
目覚めた意識が得る洞察は、非差別、非分離、即ち非二元性の智慧です。全てのものは、それ以外の全てのもの、即ち全宇宙からできています。ですから、あなたは私の中にいて、私はあなたの中にいます。私はあなたであり、あなたは私です。この非分離、非差別、非二元性、包括性、即ち全体性が、私たち、即ち全宇宙を救うでしょう。
マインドフルネスが目覚めた意識を復活させる手法であり、マインドフルネスと集中が洞察を得る手法です。
(参考)http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS
プラム・ビレッジの仏像