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以下は私の理解と解説です。
(青字の部分は、上記の記事からの抜粋です。)
現実と苦しみがどのように絡み合っているか、についての真の理解。
(私の理解と解説)
正見(正しい見方)、即ち洞察とは、全ての見方の不在を意味します。
全ての見方は、煩悩や苦しみをもたらす分離、差別、即ち二元性を引き起こしますので、誤った見方です。ですから、私たちは全ての見方を投げ捨てる必要があるのです。
2. 正思惟
危害を加えることなく、正しい意図で行動するという強い願望。
(私の理解と解説)
「正しい決意」ではなく、正思惟(正しい考え)とは、非思考(考えないこと)を意味します。
全ての思考(考え)は、煩悩や苦しみをもたらす分離、差別、即ち二元性を引き起こしますので、誤った思考(考え)です。ですから、私たちは洞察を得るために、思考を停止する(考えるのを止める)必要があるのです。
3. 正語
嘘をつかないこと、及び人を罵倒したり不和を生じさせる発言を止めること。
(私の理解と解説)
正語(正しい発言)とは、正見(正しい見方)、洞察、即ち理解に基づく愛に溢れた発言を意味します。
洞察に基づいていない全ての発言は、誤った発言です。なぜなら、私たちが現実の本質を理解している場合にのみ、愛と思いやりを発生させることができるからです。ですから、私たちは深い理解に基づいて話す必要があるのです。
4. 正業
殺さない、盗まない、性非行をしないなどの危害を及ぼさない方法で行動すること。
(私の理解と解説)
正業(正しい行動)とは、正見(正しい見方)、洞察、即ち理解に基づく肉体的行動を意味します。
洞察に基づいていない全ての行動は、誤った行動です。なぜなら、私たちが現実の本質を理解している場合にのみ、愛と思いやりを発生させることができるからです。ですから、私たちは深い理解に基づいて行動する必要があるのです。
5. 正命
倫理的に健全な暮らしをし、ビジネスにおいて正直であること。
(私の理解と解説)
正命(正しい生計)とは、正しい仕事を通して生計を立てることを意味します。
他を害する全ての仕事は誤った仕事です。ですから、誤った仕事を通して生計を立てることは、誤った生計です。ですから、私たちは生計を立てるために正しい仕事を選択する必要があるのです。
6. 正精進
巧みな思考、言葉、行為を生じさせようと努めること、及び未熟な思考、言葉、行為を止めること。
(私の理解と解説)
「正しい努力」ではなく、正精進(正しい精進)とは、選択的水やりを意味します。
もし、私たちが不健全な種子に水をやるなら、不健全な心行(精神形成物)が顕現します。そしてもし、私たちが健全な種子に水をやるなら、健全な心行(精神形成物)が顕現します。ですから、選択的水やりは極めて重要です。それにも拘わらず、私たちの不健全な心行(精神形成物)が顕現した場合は、それを深く観て、根本原因を理解し、思いやりのエネルギーによってそれを変容する必要があります。
7. 正念
自分の体、感情、心、精神的資質にマインドフルになること。
(私の理解と解説)
正念(正しいマインドフルネス)とは、思考を停止する(考えるのを止める)ことによって、目覚めた意識を復活させることを意味します。
もし、私たちが考えるなら、エゴ(独立した(自性)自己)であり、失念、即ち誤ったマインドフルネス(マインドフルネスの欠如)で生きています。目覚めた意識(独立していない(無自性)自己)は、考えることなく洞察を得て、生命の奇蹟に触れることができます。ですから、私たちは常にマインドフルネスで生きる必要があるのです。
8. 正定
前述の7つの側面の全てで知らされた巧みな瞑想を実践すること。
(私の理解と解説)
正定(正しい集中)とは、洞察を得るために、対象を深く観ることを意味します。
もし、私たちが正しい集中を実践したなら、現実の本質に触れ、洞察を通して自分の心を解放できます。ですから、私たちは常に自分の解放のために、集中する必要があるのです。
(私見)
全ては停止(止めること)から始まります。なぜなら、マインドフルネスを通して思考を停止する(考えるのを止める)ことが、目覚めた意識を復活させるからです。停止(止めること)なくして、何も始まりません。
(参考)http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-41094936