第一法輪)。 例えば、第三の聖なる真理は「般若心経」(仏陀
の第二法輪)に発展しました。尚、「四聖諦」の概念は「因果
の法則」に基づいています。
2. 第一の聖なる真理:苦しみの真理
3種類の苦しみ:
(1)苦しみの苦しみ(怪我や病気など)
(2)変化の苦しみ(執着が怒りへ変化した時など)
(3)条件の苦しみ⇒無知による肉体への執着が原因
(精神投影を通して)
*全ての破壊的感情は精神投影による錯覚から生じます。
3. 第二の聖なる真理:苦しみの根源の真理
(1)全ての結果は行動から生じます。
(2)行動は動機から生じます。
(3)もし、動機が無知に基づくなら⇒苦しみ
(4)もし、動機が智慧に基づくなら⇒幸福
4. 第三の聖なる真理:苦しみの終結の真理
(1)無知は一点集中の心(念)で滅却できます。
(2)3種類の心の鍛錬:
①道徳(倫理的自律)
②集中(一点集中瞑想)
③智慧(空性:独立した存在の欠如)
5. 第四の聖なる真理:苦しみの終結へ導く方法の真理
⇒マインドフルネス(念)により、肉体、感情、心、現象の放棄
4種類のマインドフルネス(念)の基礎:
(1) 肉体のマインドフルネス(念)
⇒肉体への執着を減らす(体内の不浄なものを想像:
皮膚、肉、骨)
(2) 感情のマインドフルネス(念)
①喜びの基礎=執着
②苦痛の基礎=怒り
(3) 心のマインドフルネス(念)
⇒過去、現在、未来の分析を通して我執を減らす
①物事は刻一刻と変化しています。
②ですから、現在はつかめません。唯、過去と未来。
③でも、現在なくして如何に過去と未来を定義可能?
④不可能です。
⑤ですから、過去も現在も未来もないのです。
(4) 現象のマインドフルネス(念)
①徳の高い行動⇒創造するべし!
②不徳な行動⇒滅却するべし!
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