Monday, February 16, 2015

脳に別れを告げる時!

もう考えるのを止めませんか?
デカルトは「我思う、故に我あり」と言いましたが、大きな誤りです。
「我思う、故に我なし」なのです。
「我思わず、故に我あり」が真理です。
なぜなら、思う(考える)ということは、
意識が過去か未来に彷徨っていることを意味し、
今、この瞬間を生きていない証拠だからです。
意識が過去に彷徨うと後悔して苦しみ、
意識が未来に彷徨うと心配と不安に苦しみます。
今、この瞬間を生きていないと、
生命の素晴らしさに触れることはできないのです。
もう考えるのを止めませんか?
考えるのを止めたら、心が穏やかになります。
そして、洞察を得られます。
洞察とは、直感、閃きのようなものです。
考えませんので、全く疲れません。
考えるエネルギーを浪費する必要がないのです。
考えるのを止める最も簡単な方法は、
呼吸に意識を集中することです。
すると、生命の素晴らしさに触れられます。
脳に別れを告げる時が来ました。
潜在意識として生きる時が来ました。

「あなたがお茶を楽しむには、今この瞬間に完全に目覚めている必要があります。今に気付いていることによってのみ、あなたの手はカップの心地よい暖かさを感じることができるのです。現時点においてのみ、あなたは香りを満喫し、甘さを味わい、美味を味わうことができるのです。もし、あなたが過去を反芻したり、将来を心配しているなら、お茶一杯を楽しむ経験を完全に逃してしまいます。あなたがカップを見下すと、お茶は消えてしまいます。人生とはそのようなものです。あなたが完全に現在にいないと、周りを見渡しても全てが消えてしまいます。あなたは、人生の感触、香り、優美、美しさを逃してしまうでしょう。それは過去のあなたを高速化しているようなものでしょう。過去は終わっています。過去から学んだら、過去を手放すことです。未来はまだここにさえ来ていません。未来の計画を立てても、それを心配して時間を無駄にしないでください。心配は無価値です。既に起こったことを反芻するのを止め、決して起こってもいないことを心配するのを止めた時、あなたは今この瞬間にいるでしょう。そして、人生の喜びを体験し始めるでしょう。」 ― ティク・ナット・ハン