Wednesday, August 17, 2016

喜びと快楽の違い

次の「喜びと快楽の違い」に関する質疑応答セッションのビデオを、深くご覧ください。


質問に対する僧侶の回答は、内部からの喜びと外部からの喜びという、2種類の喜びに基づいていました。しかし、もっと詳細な説明が必要であると私は感じます。私が答えるなら、私の回答は以下の通りとなるでしょう。

(私の回答)
喜びの方程式と快楽の方程式は、以下の通りである、と私は理解しています。

< 喜びの方程式 >
喜びマインドフルネス ⇒ 思考停止 ⇒ revive awareness目覚めた意識の復活 ⇒ 生命の奇跡に触れる ⇒ 喜びと幸せを発生させる

マインドフルネスは、喜びをもたらします。私たちがマインドフルネスで生きているなら、思考を停止し、目覚めた意識(無自性自己、本当の自分)を復活させます。そして、目覚めた意識は生命の奇蹟に触れることができます。ですから、私たちは喜びと幸せを発生させることができるのです。

< 快楽の方程式 >
快楽 (官能的な快楽): 失念 ⇒ 考え続ける ⇒ エゴ ⇒ 分離を引き起こす ⇒ 煩悩が生じる ⇒ たくさん苦しむ

失念は、快楽をもたらします。私たちが失念で生きているなら、考え続け、エゴ(自性自己、偽りの自分)です。そして、エゴは思考によって自他を分離します。ですから、煩悩が生じ、私たちはたくさん苦しみます。

* 快楽の根源は執着しがみつくこと強迫観念、即ち依存症です。そして、執着は簡単に怒りに変わりますので、長続きしません

ですから、私たちは意識的呼吸、座禅、歩行などを通して、マインドフルネスを実践するのです。 

(参考)http://www.slideshare.net/compassion5151/3-46874436
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS

ティク・ナット・ハンの書