Saturday, November 7, 2015

第一の敵は自分自身です。

次のティク・ナット・ハンのビデオを1:51:30~1:55:40迄ご覧ください。


引用:
「私たちの中に苦しみがあります。通常私たちは、外部を、環境を、人々を責めます。そして、他人が第一の敵、私たちの第一の敵だと考えます」と仏陀は言いました。 

「深く観ると、第一の敵は自分自身であることをあなたは発見するでしょう。自分を最も苦めるのは自分自身です。消費の仕方、幸せの探し方、食べ方、飲み方、人生の計画の仕方、被る苦しみに対する反応の仕方は、ほとんど私たちが創造したものです。私たちは自分の最悪の敵です」と仏陀は言いました。それが仏陀の言ったことです。

私たちは自分自身の苦しみに責任があります。苦しみを責めないでください。あなたの苦しみを、あなた以外の他人のせいにしないでください。あなたがあなたの苦しみの主たる創造者です。あなたが第一の敵なのです。あなたの第一の敵は、あなたなのです。 

ですから、苦しみの核心を観ると、私たちが苦しみを養っていた栄養源を特定することができるのです。そうすることが自分にとって良いことであると私たちは考えたのかもしれません。しかし、これまでのところ、それは私たちをたくさん苦しめてきました。そして一度、私たちが不幸の栄養源に気付いたなら、ただそれを止めるだけです。すると、私たちの苦しみは止まねばなりません。

そして、これはサンガとして一緒に行えます。伝統に則り、私たちは常にサンガと共に実践します。それが座禅であれ、歩行(瞑想)であれ、私たちは常にサンガの集合的エネルギーを有効に活用することができます。そして、サンガは私たちに輝く光を提供することと、私たちを支援することができます。それから、サンガは私たち自身の苦しみの根源や、私たちの苦しみに食物を与えるのを止める方法を私たちに助言することができます。

ですから、サンガに帰依することは、信仰の宣言ではなく、それは実践なのです。私たちは一緒に実践をすることができます。私たちは一緒に瞑想でき、一緒に自分の苦しみの源を発見することができます。そしてもし、私たちが私たちに苦しみをもたらした栄養源を遮断することにおいて互いに支援し合えたなら、私たちは一緒に蓮(幸せ)を育てることができるようになります。私たちは美しい蓮を育てることができるような方法で泥(苦しみ)を扱うために互いに助け合うことができ、もはや泥、苦しみに対して差別をしなくなります。その代わりに、苦しみからの学び方と苦しみの活用法を知ります。 

仏陀の道は中道と呼ばれる道です。中道は正反対の対を超越する方法です。それは、誕生と死、存在と非存在などの概念のいずれにも捉われないものです。
:引用おわり


(参考)http://compassion5151.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html
http://www.slideshare.net/compassion5151/3-46874436
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-17055865

ティク・ナット・ハン