Thursday, December 24, 2015

生と死

この現象界では、質量・エネルギー保存の法則によって、生も死もないと私は理解しています。私たちの体は無にはなれません。私たちの体はその形を変えるだけであり、永遠に継続します。

質量・エネルギー保存の法則は、既に科学的に証明済みです。死とは、私たちの現在の体の顕現の終わりを意味するただの概念です。私たちの現在の体が崩壊したとしても、水、鉱物、熱等に形を変えながら、永遠に存在し続けます。

ティク・ナット・ハンは、「雲でさえ決して死ぬことはできません。どのように私たちが死ねるというのでしょうか?」と言っています。
(・・・ ⇒ 蒸気 ⇒ 雲 ⇒ 雨、雪 ⇒ 海、陸 ⇒ 蒸気 ⇒ 雲 ⇒ ・・・)人間は「蒸気 ⇒ 雲」を雲の誕生または蒸気の死と名付けました。そして、「雲 ⇒ 雨、雪」を雲の死または雨、雪の誕生と名付けました。しかし、それらはただ水として、永遠に存在し続けているだけです。

人間の場合、雲は体に例えることができ、水は全宇宙に例えることができます。もし、私たちが生と死の概念を使用するなら、私たちの体は生まれて死ぬ必要があります。しかしながら、私たちが自分は全宇宙であると分かったなら、生まれて死ぬ必要はありません。究極の真理は不生不死ですから、私たちは生と死の概念を使用する必要はありません。私たちは、始まりのない時点からずっと全宇宙でしたし、終わりのない時点まで、即ち永遠に全宇宙なのです。ですから、私たちはもはや死を恐れる必要はありません。

(Cf.) http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-43851275