Monday, December 5, 2016

誰がトランプ?(1)

ドナルド・トランプ次期大統領に関する次のインタビュー記事を深くご一読ください。 http://www.vox.com/science-and-health/2016/11/22/13638374/buddhist-monk-mindfulness
以下は、記事から抜粋した重要な語句です。

引用:
心を家として見てみましょう。もし、あなたの家が火事なら、火をつけた人を探しに行くのではなく、火に対処する必要があります。ですから、まずはその感情(恐れ)に対処してください。 それは優先事項です。なぜなら、恐れ不安怒りから来るものは全て、その火を悪化させるだけだからです。これらの感情の炎を冷やすために、自分自身(独立していない自己、本当の自分)に戻って、穏やかで平和な場所を見つけてください。

集合的エネルギーとして、恐れや怒りは非常に破壊的なものになり得ます。もし、恐れ、怒り、誤った知覚に基づいているなら、私たちは誤った決断をします。これらの感情は私たちの心を曇らせます。ですから、仏教の伝統から学ぶ実践の第一事項は、自分自身(独立していない自己、本当の自分)に戻って、自分の感情に対処することです。 私たちは感情を認識するために、マインドフルネス(念)を使います。

怒りと怒りのエネルギー全てが変化を生み出すと、人々は確信しています。 しかし、あなたは対立しますので、実際には怒りとそのエネルギーは非常に破壊的です。対立はエネルギーを浪費します。対立は癒しにはなりません。

ある意味、私たち仏教徒は個性よりもエネルギーを見ます。 その方が、私たちがより賢くなるのに役立ちます。

思いやりは、あなたの部屋でじっと座っているものではありません。思いやりは、実際に非常に積極的で社会参画するものです。

私たちがトランプを生み出したのですから、共同責任を負っています。 私たちの文化、社会が彼を作ったのです。(中略)私たちは彼を、私たちの中に見る必要があります。

他の名前(トランプ)を叫ぶことによって(他人のせいにすることによって)、あなたは差別を終わらせることはできません。彼(トランプ)に投票した人々が皆、偏狭な人、人種差別主義者、女性嫌いというわけではありません。 私たちは皆、一方的な判断をしがちであり、時には少々人種差別主義者ですらあります。

私たちの社会は非常に二極化しており、非常に脆弱ですが、それをメディアは悪用しています。 私たちは本当に注意する必要があります。私はもうメディアに騙されはしません。

私は当時、ベトナムで子供でした。 私はこのような分離システムの下、生きていました。彼らは私たちを分離し、北と南と呼びました。私たちが欲しかったのは、独立と自身の生計を決定することだけでした。 私たちは民主主義が最高のものだと考えています。しかし、それ(分離システム)は民主主義ではないですよね。 私たちはそれ(分離システム)を他人に強制的に押し付け分裂を引き起こしているのです。

自然に避難しに行って、あなたの心が消極的で絶望的だと感じない原因を見つけてください。 これはです。

憎しみと怒りにあなたの世界を奪わせないでください。

あなたが安定しているなら、その優しさを彼らに提供するためにただそこに居ることができます。 あなたが憎しみや恐れで満たされているなら、彼らを助けることはできません。人々が必要としているものは、あなたの恐れがないこと安定性堅実さ透明さです。 これが、私たちの提供できるものです。

(つづく)
:引用終わり

(参考)
https://www.facebook.com/thichnhathanh/videos/vb.7691064634/10153883939529635/?type=2&theater
http://www.huffingtonpost.com/entry/zen-and-the-art-of-activism_us_58a118b6e4b094a129ec59af

タイ・ファップ・ダン