Friday, October 28, 2016

幸せと悟りは、生きものです。

次のティク・ナット・ハンの記事を深くご一読ください。
http://www.lionsroar.com/in-engaged-buddhism-peace-begins-with-you/
以下は記事から抜粋した鍵となる語句です。

引用:
仏教はあなたの日常生活とあなたの苦しみと、あなたの周りの人の苦しみ関係していなければなりません。

あなたの中に十分な平和と思いやりがないなら、あなたが幸せになれる方法はありません。 

非暴力と思いやりは、平和運動の基盤です。あなたの中に十分な平和と理解と慈愛がないなら、あなたの行動は真に平和のためではなくなるでしょう。誰もが平和は自分から始まる必要があることを知っていますが、そのやり方を知っている人は多くはいません。

あなたがこれらの煩悩の根本原因を知らないなら、煩悩の終わりへつながる道を見ることはできません。ですから、私たちの実践には苦しみが非常に重要なのです。

深い(思いやりのある)傾聴の実践は、まずは自分自身に向けられる必要があります。あなたがあなた自身の苦しみに耳を傾ける方法を知らないなら、他の人や別のグループの人々の苦しみに耳を傾けることが困難になるでしょう。

暴力的な行動は、更なる暴力を創造します。ですから、思いやりが暴力を減らすための唯一の方法なのです。

(私たちの日々の)実践は、思いやりの種子が成長するのを助けること、及び怒りの種子が縮小するのを助けることです。(中略)ですから、怒りの種子を認識し、理解と思いやりで怒りを中和しようとすることが、私たちの中の怒りを減らすための唯一の方法なのです。あなたがあなたの怒りの原因を理解していないなら、怒りを変容することは決してできません。

幸せと悟りは生きものであり、成長できます。毎日、幸せと悟りに食物を与えることが可能です。(中略)仏陀は、「食べずに生き残れるものは何もない」と言いました。それは、悟り、幸せ、悲しみ、苦しみにも当てはまります。

小さな悟りは、互いに継承しなければなりません。そして、大きな悟りを可能にするためには、いつも小さな悟りは食物を与えられなければなりません。ですから、マインドフルネスで生きる瞬間は、既に悟りの瞬間なのです。あなたがこのような方法で(マインドフルネスで)生きるように自分自身を訓練するなら、幸せと悟りは成長し続けるでしょう。

瞑想は楽しむことです。(中略)実践はいかなる瞬間にも成し得ます。それは将来に向けてではなく、今、この瞬間に向けてです。今、この瞬間が良好であれば、将来は現在からのみできていますので、将来も良好でしょう。

あなたが十分にマインドフルなら、全てのものに仏陀を見い出せます。特にサンガ(実践共同体)において。二十世紀は個人主義の世紀でしたが、私たちはもはや個人主義を望んでいません。今、私たちはコミュニティー(共同体)として生きようとしています。私たちは一滴の水としてではなく、川のように流れたいのです。川は確実に海に到着しますが、一滴の水は途中で蒸発するかもしれません。

マインドフルネスで語られる、或いは行われる一歩一歩一息一息一言一言、それが仏陀の顕現です。それ以外の場所に仏陀を探さないでください。仏陀の顕現は、あなたの暮らしの一瞬一瞬をマインドフルに生きる技の中にあります。
:引用終わり

(解説)
私たちは人々の苦しみに耳を傾ける実践をするために、人々の集団(国会のようなもの)を設置する必要がある、と指摘したティク・ナット・ハンに同意します。私は、心の中に思いやりを持って、深く傾聴することができる人々の一人です。ですから、皆さんを助けに来てと、私に依頼してください。

(参考)https://www.youtube.com/watch?v=A1k7DwKhTWA&list=PLXB6HkIr-KyDO9EgGw5mBlx1sGVE5QaW3

ティク・ナット・ハン