Thursday, February 18, 2016

脳と目覚めた意識

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脳は幻想(錯覚)を創造します。ですから、現実は脳により知覚され得ません。現実は目覚めた意識(潜在意識)によってのみ触れられます。鍵は、思考(考える)か非思考(考えない)かです。なぜなら、私たちが考えたなら、心の投影(幻想)を見るからです。心の主体は心の対象と同じです。つまり、知覚者は知覚されるものなのです。もし、私たちが思考を停止する(考えるのを止める)なら、自分自身を脳(エゴ)から目覚めた意識へと変容できます。すると、私たちはあるがままの現実に触れることができるようになります。主体と対象間の区別はなくなります。なぜなら、目覚めた意識は対象と一つになることができるからです。目覚めた意識は、常にマインドフルネス(念)と集中によって洞察を得ます。例えば、たとえ私たちの脳が目を通して星を見て、星の存在は現実であると考えたとしても、目覚めた意識は、星が1000光年前に消滅したかもしれないという洞察を得ます。

(参考)http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-44713365
http://www.slideshare.net/compassion5151/3-46874436

ティク・ナット・ハンの書