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Tuesday, February 23, 2016

意識の種子

ティク・ナット・ハンは、心行(精神形成物)の種に関して以下のことを述べました。

「仏陀によると、人間の誕生は始まりではなく、継続であり、私たちが生まれる時、善の種子残酷の種子目覚めの種子のような全ての異なる種類の種子が既に私たちの内部にあります。私たちの中の善か残酷のどちらが顕れるかは、私たちが養う種子、私たちの行動、私たちの生き方に依存するのです。」 (ティク・ナット・ハンの「愛の園」 — マインドフルな関係へのガイド — はじめに より抜粋)
(参考)http://www.lionsroar.com/growing-together/

「怒りは、意識の深い所に所謂「内面のもつれ」と呼ばれるものとして貯蔵されます。このもつれは、恨みや憤りの感情になるものです。それは風邪をひいているようなものです。私たちが病気になった時、正しい薬を摂取しなかったり、誰かにマッサージをしてもらわなかったなら、風邪は私たちの体の奥深くに達して治療するのがはるかに困難になるかもしれません。私たちの怒りが意識に深く達すると、それは私たちが攻撃的な身ぶりや不愉快な振舞をする原因となる可能性のある「内面のもつれ」をそれと知らずに創造します。」 (ティク・ナット・ハンの「一緒に楽しく」より抜粋)

(質問)
なぜどのようにこのようなことが起こるのでしょうか?ティク・ナット・ハンは、以前そのことについて説明したことがあるでしょうか?

(解説)
ティク・ナット・ハンが、私たちは先祖の重荷や才能を背負っていると言ったのを私は覚えています。私たちが先祖人間だけではなく、動物、植物、鉱物も含む)の継続であることは理解できますが、なぜどのようにこの継続が起こるのかを、私は知りたいのです。意識の種子が鍵です。しかしながら、ティク・ナット・ハンが、この継続の仕組みについて言及したのかどうか、私は知りません。その仕組みはまだ科学的に証明されていませんので、ティク・ナット・ハンはまだそのことについて言及していないのかもしれないと、私は推測します。ティク・ナット・ハンは欺かれた仏教を教えたくありませんので、前世までのカルマについての言及には非常に慎重です。ですから、その仕組みなぜ、どのように種子が阿頼耶識に播種されるのか)、及び体と意識の関係各素粒子は意識へ包み込んでおり、意識は体へ包み込んだものを開いている)が科学的に証明された時に、ティク・ナット・ハンはそれについて話し始めるのかもしれません。

(Cf.) http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-41883334
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-44661723
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-43851275

ティク・ナット・ハン

Monday, January 25, 2016

生命とは何?

以下のジェレミー・イングランドのビデオをご覧ください。


次のビデオからの抜粋は、仏教の言葉に非常に類似していますので、非常に興味深いです。

引用:  * (): 仏教の言葉
(5:46-5:52)
ですから、物理学はの素粒子と、鯨の周りのの素粒子との間で全く区別をしません。
(金剛経は、私たちが自分自身を解放するために、自己、人間、生きもの、寿命の四つの概念を取り除くことを推薦しています。)

(16:47)
全ての生きものは、物質からできています。
(私たちは、私たち以外の要素、即ち、水、空気、鉱物、太陽光のような全宇宙からできています。)

全ての生きものは、食べる必要があります。
(何も食べずに生き残ることはできません。)

全ての生きものは、を放ちます。
(現実の性質、即ち物質とエネルギーの性質は、不生不死の性質です。)

全ての生きものは、逆に成長する(若返る)ことはできません。
(物事は変化しています。無常)
:引用終わり

(解説)
☆人間、動物、植物、鉱物であるかどうかにかかわらず、私たちは全宇宙、即ち全体性として皆同じです。
☆ジェレミー・イングランドは現象界(物質)における真理を研究してきました。もし、彼が量子物理学の内在的秩序と外在的秩序の理論を通した本体の世界(意識)の真理を、彼の理論と組み合わせたなら、意識の不生不死の性質を科学的に証明することができるかもしれません。 (物質の不生不死の性質は、既に質量・エネルギー保存の法則により科学的に証明済みです。)彼がする必要があることは、本体の世界の真理に触れるために、彼の理論を一層深く見ることのみです。

(参考)http://compassion5151.blogspot.jp/2015/10/blog-post.html


 ジェレミー・イングランド

Saturday, January 23, 2016

エントロピー

以下は、「生命の新物理学理論」からの抜粋です。
(原文:https://www.quantamagazine.org/20140122-a-new-physics-theory-of-life/
(ジェレミー・イングランドはMIT(マサチューセッツ工科大学)の31歳の物理学者。彼は生命の起源と進化を推進する基礎をなす物理学を発見したと理解しています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Jeremy_England

引用:
ジェレミー・イングランドは、一定の条件下で、物質は自発的に自己組織化すると主張しています。この性質は生物の内部秩序について、及び多くの無生物の構造の内部秩序についても同様に説明することができるでしょう。「雪片、砂丘、乱流渦の全てが、ある散逸過程によって引き起こされる多粒子系に現れる著しくパターン化された構造である点で共通しています」と彼は言いました。結露、風、粘性抵抗はこれらの特定ケースにおける関連性のある過程です。

ジェレミー・イングランドは現在、素粒子のシステムはエネルギーを放散するのがより上手くなるように、その構造を改造するという彼の理論(学説)をテストするために、コンピューターによるシミュレーションを行っています。次のステップは、生体系への実験を行うことになるでしょう。 :引用終わり

(解説)
ジェレミー・イングランドは、「一定の条件の下で、物質は自発的に自己組織化する」と述べました。これは、物質、即ち各素粒子が心を持つ、つまり選択する能力を持つことを意味するのでしょうか?フリーマン・ジョン・ダイソンは、「原子と人間と神は心を持っているかもしれないと私は考えています(程度は異なっても種類は同一の心)。(中略)実験室での原子は不活性物質というよりはむしろ、活性物質のように振る舞う奇妙なものです。原子は量子力学の法則に従って、代替可能性の間で予測できない選択をします。選択する能力によって顕現している心は、ある程度全ての原子に固有のものであるように見えます。」と述べました。私はイングランドとダイソンは同じことを言っていると感じます。(次のURLご参照。http://compassion5151.blogspot.jp/2015/09/blog-post_21.html

(参考)WHAT IS LIFE? by ERWIN SCHRODINGER in 1943
http://whatislife.stanford.edu/LoCo_files/What-is-Life.pdf

ジェレミー・イングランド

Friday, October 2, 2015

傷ついたインナー・チャイルド (2)

次のティク・ナット・ハンの法話ビデオを1:07:37~1:15:55迄、ご覧ください

そして、赤ちゃんの傾向通り、あなたは自分のために何もできないと感じました。あなたには腕と足がありますが、それを使いこなせません。あなたは自分の世話をする誰かを必要としています。あなたは無防備です。あなたは脆弱、もろいです。あなたは自分のために何もできません。あなたは自分のために世話をする誰かを必要としています。ですから、最初の恐怖は、最初の願望、生き残る願望と同時に生じます。放置される恐怖。そして、その最初の恐怖と願望は、たとえ私たちが大人に成長したとしても、今もなお生き残っています。その最初の恐怖と願望はまだあるのです。ですから、私たちは内なる子供に話かける必要があるのです。

「いとし子よ、あなたは私たちがもう大人に育ったことを知るべきです。私たちは、過去のようにもはや無防備ではありません。私たちは非常に上手に自分を守ることができます。私と一緒に来て、今この瞬間に居ましょう。そのように過去に私たちを投獄させてはいけません。」あなたは内なる子供にその智慧を伝送する必要があります。あなたは内なる子供に話をする必要があります。

なぜなら、過去の映像が貯蔵意識(潜在意識)の中でノンストップで投影されているからです。そして、映像が投影されるたびに、全ての感情、全ての苦しみが復活します。私たちが映画を見ていると仮定しましょう。映画を見る時、上はここから下はそこまで投影された映像があります。あなたはこれは本当の話だと信じます。そして、あなたは本当の涙を流しました。そして、あなたはそこで強い感情に苦しみました。私はあなたが泣いているのを見ます。苦しみは本物です。涙は本物です。しかし、話は本物ではありません。それは映画でしかありません。

もし、私について来るようにと私があなたを誘い、私たちが画面に近づいて触れるなら、私たちは誰も見ることはありません。それは光のちらつきでしかありません。私たちは登場人物と話をすることができません。私たちは一緒にお茶をしましょうと、登場人物を招待することはできません。なぜなら、これは架空の話だからです。本当でないものが本当の苦しみ、本当の抑うつ症状を創造できるのです。しかし、私たちの多くは、貯蔵意識にまだ捕捉されている子供が原因で、まだ苦しんでいます。ですから、私たちが自分自身に戻ってその子供に話しかけ、子供の手を取って今この瞬間に連れてきて、今ここで人生を楽しむことが非常に重要なのです。非常に重要です。それには健全な訓練が必要です。

過去に、たぶん誰かがあなたの顔を平手打ちしました。そして、その瞬間の画像は、まだ貯蔵意識の中に貯蔵されています。そして、画像が投影されるたびに、私たちは何度も何度も何度もたたかれます。なぜ私たちはそのように苦しむ必要があるでしょうか?マインドフルネスは、これは過去のことでしかなく、これは架空の映像でしかないことを私たちに教えてくれます。それは現実ではありません。もう、私たちは大人になりました。私たちは自分を守るための手段を持っています。私たちはそのように苦しむ必要はありません。ですから、内なる傷ついた子供と話をすることは非常に重要です。あなたと一緒に出て来て、今この瞬間のグラウンドで遊ぼうとその子供を招待するのです。そして、それを行うことに慣れるには、いくつかの実践を要します。(集中して苦しみを深くのぞき込めば、傷ついたインナー・チャイルドに遭遇することができ、苦しみの根本原因を理解することができます。すると、傷ついたインナー・チャイルドを癒すことができ、インナー・チャイルドが自分を守るためにでっち上げた独立した自己、即ちエゴを手放すことができます。これがエゴから独立していない自己、即ち本当の自分への自己変容です。詳細については、以下の書籍をご参照ください。)

(おわり)

(注) 括弧書きの中は私の解説です。

(参考)http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00KZJ34KO


Thursday, October 1, 2015

傷ついたインナー・チャイルド (1)

次のティク・ナット・ハンの法話は非常に深いです。

あなたは(潜在意識の)家に戻り、傷ついた子供を救出する必要があります。なぜなら、傷ついた子供は、まだ過去の記憶に捉われているからです。なぜなら、映像がまだ映写されているからです。そして、あなたは過去に戻って、投獄される傾向があります。私たちは原則的には、過去は既にないものの、過去のイメージがまだ貯蔵意識(潜在意識)の中に貯蔵されていることを知っています。ですから、時々あなたが眠る時、あなたは貯蔵意識に戻って、再び過去の苦しみを経験するのです。そして、夜の間だけでなく、日中もまた、あなたは過去へ戻って、あなたが苦しんだのと同じ種類の苦しみに苦しむ傾向があります。傷ついた子供とは、潜在意識にいるインナー・チャイルドのことです。)

原則的には、過去はもはや存在しないことを私たちは知っています。それは単なる過去の映像、画像です。しかし、映像が投影されるたびに、私たちは再度苦しみます。ですから、過去から抜け出す方法、今この瞬間に出てくる方法​​を学ぶことは非常に重要なのです。そして、あなたは貯蔵意識(潜在意識)へ戻り、その子供を救出し、今この瞬間へ連れてくる必要があります。非常に重要です。

あなたはその子供に、「親愛なる子よ、私はあなたがまだそこに生きているのを知っています。あなたはもう大人になったので、もはや苦しむ必要はありません。私はあなたの大人の自己としてあなたに話しています。過去は既に終わったことを私は知っています。そして、あなたもそのことを知っておくべきです。私たちは大人に育ちました。私たちはもはや無防備ではありません。私たちは大人であり、自分を守る能力を持っています。私たちはとても上手に自分を守ることができるし、警察を呼ぶことさえできます。」と話しかけることができるでしょう。

まず、あなたが子供として生まれた時に、あなたの恐れもあなたと同時に生まれました。私たちの母親の胎内での9ヶ月の間、私たちは安全に感じました。私たちは何もする必要はありませんでした。とても快適でした。しかし、私たちが生まれた時、状況は劇的に変わりました。彼らはへその緒を切断しました。そしてもう、あなたは自分のために呼吸する方法を学ばねばなりません。あなたの肺にはいくらか液体がありました。あなたは、呼吸をするため、最初の息を吸うために、その液体を外へ出さねばなりませんでした。ですから、それは非常に危険な瞬間です。あなたが生き残るか否かは、その瞬間に依るのです。ですから、あなたは怖かったのです。あなたの最初の恐怖です。そして、あなたは生き残りたいです。(幼児期にあるがままの自分を両親に受け容れてもらえなかったため、恐れが生まれたのかもしれません。私たちは恐れを深く調べて、思いやりと平和に変容するために、恐れの根本原因を理解する必要があります。

(つづく)

(注) 括弧書きの中は私の解説です。

(参考)http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-39591867


Monday, September 28, 2015

デヴィッド・ボーム (5)

次のビデオをご覧ください。デヴィッド・ボームの言っていることは、正に仏陀が「空」によって説いたことと同一です。


完全性:現実への可干渉的なアプローチ – デヴィッド・ボーム (5)

アインシュタインは最終的に、全てのものは一つの場であり、全ての場が合併したものであるという場の理論の見解の方へ動きましたので、それは完全性への第一歩でした。それはわずかな一歩でしたが、それでもそれは始まりでした。

完全性はあなたがたどり着ける場所ではありません。完全性は生命全体への態度、または取り組み方のようなものです。それは一つの方法です。私たちが現実への可干渉的な取り組み方を持つことができるならば、現実は私たちに可干渉的に応答するでしょう。

しかし、自然は途方もなく、私たちの地球に対する考え方に影響を受けてきました。自然は今、破壊され続けています。私たちがどのように考えていたかによって、影響を受けなかったものは地球上にはほとんど残されていません。

私たちが可干渉的な取り組み方を持つことができるなら、意図しない結果ではなく、むしろ意図する結果を生み出すでしょう。それが最初の大きな変化です。その後、私たちはよりきちんとし、調和がとれ、より幸せになるでしょう。私たちはそこに全てのことを集約できると思います。しかし、不幸の主な根源は、私たちが可干渉的でないことであり、それ故に、私たちは自分が本当に欲さない結果を生み出しているのであり、本当に欲さない結果を生み出し続けながら、その結果を克服しようとしているのです。」

デヴィッド・ボーム; 1990年、アムステルダム
「変化する経済において芸術が科学と精神性に出会う」会議にて

「デヴィッド・ジョセフ・ボーム(1917 - 1992)はアメリカの理論物理学者であり、量子論、心の哲学、神経心理学に革新的かつ伝統を破る着想を与えた。彼は20世紀の最も顕著な理論物理学者の一人であるとみなされている。」

(ウィキペディア)

アインシュタインもデヴィッド・ボームも全てのものは一つであるという結論に到達しました。言い換えると、全ての生命は一つであり、現実は切り刻むことができない完全性を持つということです。しかしながら、(エゴの)人間は、分割してはならないものを考えや概念や言葉で無理やり切り刻みますので、現実の本質に触れることができません。全てのものは相互に依存し浸透し合っていますので、独立して存在することはできないにも拘わらず、無理やり分離し独立させてしまっています。もちろんその結果、無意識に自己破壊を続け、実は自分が創造した色々な問題の克服に追われているという、正にマッチポンプの愚かなパターンにはまっています。仏陀は、「空」で独立した存在の不在を説き、独立した自己であるエゴを手放すように助言しました。その手法として仏陀が提案したのが、意識(本当の自分)を今ここに呼び戻して思考(エゴ)を停止し、心身を結合するマインドフルネスです。尚、完全な悟りには、更に概念の絶滅が不可欠であり、そのためにはあるがままの現実の本質に触れるための集中と洞察が必要です。

(注) 括弧書きの中は私の解説です。

(おわり)

(参考)
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS

Sunday, September 27, 2015

デヴィッド・ボーム (4)

次のビデオをご覧ください。デヴィッド・ボームの言っていることは、正に仏陀が「空」によって説いたことと同一です。


完全性:現実への可干渉的なアプローチ – デヴィッド・ボーム (4)

完全性は態度というか一つの取り組み方ですが、相対性理論と量子論によって科学的な理解を付与され得ます。私たちが望むなら、世界を一つの全体とみなすことができます。

意識は真に、この内在的秩序の最も直接的な経験です。あなたはもっともっと細かい意識の網について考えるかもしれませんし、私たちは内在的秩序のもっともっと細かい側面をとらえることについて考えるかもしれません。意識には暗黙の知性、広がる知性のようなものがあると私は思います。知性の源は必ずしも脳内にないことは分かりますよね。究極の源のことです。しかし、知性の源は全体の中に包み込まれているのです。さて、あなたがそれを神と呼びたいものについての質問は、あなたが(神という)言葉によって何を意味するかに依ることは分かりますよね。なぜなら、個人的な神として(神という)言葉を受け止めると、何らかの方法で(神という)言葉を制限してしまうかもしれないからです。

世界観の主要な源として、科学は宗教に取って代わり始めたと私は思います。それ故に、科学が断片的な世界観を採るなら、科学は意識に重大な(悪)影響を持つことになります。

人々が科学から作るものは何でも科学であり、科学はいつの時代も変化してきました。そして今、科学は2~3百年前のものと異なっており、再び異なる可能性があります。科学は必ずしも測定を伴わなければならないという固有の理由はありません。それは過去2~3世紀にわたって起こったもう一つの歴史的な発展です。測定は完全に偶発的であり、絶対に必要ではありません。

(内在的秩序を理解できれば、意識は体の中(各素粒子とエネルギーの内部)に包み込まれており、その意識は私たちが見たり知っていることの全てを包み込んでいることが分かります。そして、全体が包み込んでいる意識の中に「神」と呼ぶこともできる知性の源が包み込まれているとデヴィッド・ボームは明言しています。これは、仏陀が全ての物には既に仏性が宿っていると説いたことと重なります。また、分割不可能な一つの全体である世界を切り刻む断片的な世界観にデヴィッド・ボームは警鐘を鳴らしています。これも、分離による二元性が、あるがままの現実の本質に触れることを妨げるので、非二元性へ至るために「空」の智慧を説いた仏陀の教えと重なります。そして、断片的な世界観や二元性の根源は、人間(エゴ)がでっち上げた考えや概念なのです。どうやら、仏陀の教えが全て科学的に解明される日が来るのは、間違いない予感がします。

(注) 括弧書きの中は私の解説です。

(つづく)

(参考)
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS

Albert Einstein's theory of general relativity in 1915

Saturday, September 26, 2015

デヴィッド・ボーム (3)

次のビデオをご覧ください。デヴィッド・ボームの言っていることは、正に仏陀が「空」によって説いたことと同一です。


完全性:現実への可干渉的なアプローチ – デヴィッド・ボーム (3)

私は原罪のようなものがあるとは思いません。私は原罪のようなものは、私たちの社会の成長と共に一層発展したのだと思います。狩猟・採集社会の人々が、全員そんなに競争心旺盛であったという証拠はありません。しかし、あなた方が社会をより大きくし、あなた方がより多くの組織を持つにつれ、あなた方はトップに到達する必要があり、底辺の人々が苦しむことになります。自然と、競争する時勢の流れがありました。競争する欲望は弱さというより、間違いです。

ですから、まず最初に私たちがしなければならないことは、長い目で見れば、何千年もかけて発展してきた私たちの思考法を見ることです。私は、競争が人類の原始の思考法だったとは全く思いません。しかし、多くの複雑な理由から競争が起こったのだと思います。

さて、それは、人々が参加する必要があること、協調する努力をする必要があること、対話、真の対話をする必要があることを意味します。その対話では、単に意見を交換するのではなく、抵抗することなく、実際に他人の見方に深く耳を傾けるのです。

もし、私たちが自分自身の意見にしがみつき、他人に抵抗するなら、対話を行うことはできません。それは、私たちが他人を受け容れるべきであるという意味ではありませんが、他人をつまみ出すことなく、他人を抑圧することなく、全ての意見を見て、私たちの前で、あるがままに、全ての意見を保留しておくことができるようになる必要があります。

(競争は分離や差別を引き起こしますので、全ての煩悩の根源であり、苦しみの根本原因です。競争に於いては勝者は一人もおらず、全員が敗者になります。一時的に勝者になったとしても、その地位を維持するために無理な努力を強いられ、必ず狙われますのでいつかは敗者に転落するからです。従って、競争とは自己破壊であると言っても過言ではありません。自分が勝つために戦うのは、エゴのすることです。原始時代には競争することなく、協力し合って協調していたことでしょう。しかし、社会の拡大に伴って組織を率いるリーダーが登場し、力(暴力)で富や権力や地位を独占していったのでしょう。相互依存の性質を持つ全てのものが生き抜く道は協調しかないにも拘わらず、エゴの人間は真逆の分離を引き起こす競争を選択したのです。自他を分離してしまうと対立が生じますが、真に対立を解決するには対話が不可欠です。力(暴力)で敵をねじ伏せようとしても対立が深まるだけです。真の解決にはどうしても相互の深い傾聴を通した和解が必要です。

(注) 括弧書きの中は私の解説です。

(つづく)

(参考)
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS

Best friends Photo by The Ugly Daughter

Friday, September 25, 2015

デヴィッド・ボーム (2)

次のビデオをご覧ください。デヴィッド・ボームの言っていることは、正に仏陀が「空」によって説いたことと同一です。


完全性:現実への可干渉的なアプローチ – デヴィッド・ボーム (2)

汚染、即ち生態環境のような問題を見てみましょう。生態環境、それ自体は問題でないことは分かりますよね。生態環境は、それ自体で完璧に上手く動作しています。私たちのせいです、そうでしょう?私たちが生態環境を分割するといった特定の方法で考えており、各人が自分独自のことをしているので、それは問題なのです。

従って、生態学的問題は思考に起因しています、そうでしょう?しかし、思考は、そこにあるものは問題だと考え、私はそれを解決しなければなりません。しかし、同時に思考は問題を作る全てのことをやっており、それを試し克服するための別の一連の活動を行おうとしていますので、それは意味を成していません。思考は、生態学的問題、国家的問題、その他あらゆる問題を作っていることをするのを止めないことは分かりますよね。

本当に、地球は一家族ですが、私たちはそのように取り扱っていません。ですから、それが経済的意味における第一歩であり、地球は一家族であり依存する全てであると言うことです。全てで一つなのが分かりますよね。

さて、内在的秩序は私たちがそのこと、全てのものが全てのものを包み込んでいること、単に誰もが誰もに依存しているだけではなく、深い意味では実際に誰もが誰もであることを理解するのに役立ちます。全ての私たちの物質は地球から来ており、地球へと戻って行きますので、私たちは地球であることが分かりますよね。私が意味することは、地球は私たちを取り巻くただの環境であると言うのは間違っているということです。それは、胃をその環境の一部として見なしている脳のようなものです。

英語の思いやりという単語は、一緒に感じる(苦しむ?)という意味であり、人々が一緒に同じ気持ちを持っているなら、お互いに責任があり、それであなたは思いやりを持ちます。

(全ての問題の根源は人間の考え、思考です。自分勝手なことをするから問題が生じるのです。思考はエゴがする行動ですので、問題を解決しなければならないと考えながらも、新たな問題を作り続けていることに気付けません。自分のことしか考えていないからです。従って、考えるとは自分勝手なことを考えるという意味ですので、問題を解決することは不可能です。真に問題を解決したいなら、考えてはいけないのです。地球は一家だと口では言っている人が正反対の行動をしているのは、当人がエゴだからであり、騙されてはいけません。内在的秩序は、全ての物は他の全ての物を包み込んでいるという理論です。例えば、人間が食べる物は人間以外の水、空気、土、太陽光という全宇宙の要素からできていますので、人間は体内に全宇宙を包み込んでおり、人間の体が分解すると各要素が全宇宙へ戻って行きますので、全宇宙が人間を包み込んでいることになります。従って、地球とは人間そのものですので、外部の環境ではありません。環境を汚染することは自分を汚染していることだと気付いた瞬間、自分勝手なエゴの行動は取れなくなるのです。)

(注) 括弧書きの中は私の解説です。

(つづく)

(参考)
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS

Thursday, September 24, 2015

デヴィッド・ボーム (1)

次のビデオをご覧ください。デヴィッド・ボームの言っていることは、正に仏陀が「空」によって説いたことと同一です。


完全性:現実への可干渉的なアプローチ – デヴィッド・ボーム (1)

「厄介なことはこの断片化だと私は思います。(中略)全ての思考は断片に分割されています。この国家、この国、この業界、この職業などのように。(中略)そして、これらは問題に上手く対処することができません。思考は何にも影響を与えることなく、ただ物事のあるがままをあなたに伝えることを求める方法で伝統的に発展してきたため、このようなことが起こります。それ故に、人々は自分が問題を創造しており、どうやらそれを解決しようとしているらしいということを理解することができません。(中略)分裂していない完全性は、全生命への態度、またはアプローチの一種です。私たちが現実に対して可干渉的な(波動が互いに干渉しあう性質をもつ)アプローチを持つことができるならば、現実は私たちに可干渉的に応答します。」

以下は、1990年、アムステルダムでのドキュメンタリー「変化する経済において芸術が科学と精神性に出会う」で取り上げられた、ビデオ「完全性と断片化」からの転写であり、デヴィッド・ボームのプレゼンテーションからの一部抜粋です。

「私たちは外面的に関連しているだけでなく、内面的に全てと関連しています。意識は全体との内部の関係であり、私たちは全体から摂り入れ、全体へ行動します。私たちが摂り入れるものが何であろうとも、私たちが何であるかを基本的に決定します。

まず第一に、厄介なことはこの断片化だと私は思います。全ての人、全ての思考が断片に分割されています。この国家、この国、この業界、この職業などのように。(中略)そして、これらは問題に上手く対処することができません。それに口を差しはさむことは非常に困難です。

しかし、思考は何にも影響を与えることなく、ただ物事のあるがままをあなたに伝えることを求める方法で伝統的に発展してきたため、このようなことが起こります。それ故に、人々は自分が問題を創造しており、どうやらそれを解決しようとしているらしいということを理解することができません。

(デヴィッド・ボームが指摘する断片化という厄介な問題とは、分裂していない完全性である現実を思考が切り刻んでいることから発生する問題のことです。元々一つである分離されていない完全な地球という生命を、人間が思考によって無理やり分離したことから、あらゆる対立や紛争が生じています。簡単に言うと、「自他の分離」が引き起こす問題です。そして、思考とは、言い換えると「概念」、「言葉」のことであり、これらは全て「区別」、「分離」、「差別」するために人間が創造したものなのです。)

(注) 括弧書きの中は私の解説です。

(つづく)

(参考)
http://www.amazon.co.jp/dp/B012YZBHHS
https://creativesystemsthinking.wordpress.com/2014/10/01/wholeness-a-coherent-approach-to-reality-david-bohm/

地球=分裂していない完全性

Tuesday, September 22, 2015

内在的秩序(量子力学)

デヴィッド・ボーム(理論物理学者)のビデオを、まずはご覧ください。「内在的秩序」という理論は、アインシュタインの「E = mc 2」、フリーマン・ダイソンの「原子の心(選択能力)」と組み合わせると、脳と意識の関係、不生不死、輪廻転生など多くの神秘を説明できます。


(1) 外在的秩序:全ての物は他の全ての物の外部に存在する。
(全宇宙は私たちの外部に存在する。私たちは全宇宙の外部に存在する)
(歴史的次元の一般的真理)

(2) 内在的秩序:全ての物は他の全ての物の内部にある。
全宇宙は私たちの内部にある。私たちは全宇宙の内部にある)   
(一つの素粒子は他の全ての素粒子からできている)
(究極の次元の究極の真理)

ティク・ナット・ハンは次の通り述べています。
「相互浸透」:全体は一つの中にある。全ての物は他の全ての物の中に入り込み、入り込まれる。
「相互依存」:全ての物は他の全ての物と関連している。一つの中に全体を見る。全体の中に一つを見る。

* その性質上、現実を独立した断片に切断する言葉や概念によって、究極の次元を説明することはできません。

* 私たちは、歴史的次元(外在的秩序)と究極の次元(内在的秩序)において、同時に生きなければなりません。(潜在意識は時空間を超越しているので、時空間のある歴史的次元と時空間の無い究極の次元を同時に生きられるということか?そうであれば、潜在意識は歴史的次元において変化できる。)

歴史的次元(外在的秩序):現象界の肉体(脳:感情、知覚)潜在意識

究極の次元(内在的秩序):本体の世界の潜在意識

* 究極の次元は歴史的次元の中に包み込まれています。もし、歴史的次元に深く触れるなら、究極の次元に触れることができます。

* 現実は外観の様には存在していません(現実は外観とは異なるという意味と、外観として顕現していないからといって現実が存在していない訳ではないという意味の両方)。現実は外観の中に包み込まれています(波が自らを水であると気付くようなもの)。

(参考)https://en.wikipedia.org/wiki/Implicate_and_explicate_order
http://compassion5151.blogspot.jp/2014/12/implicate-order.html
http://compassion5151.blogspot.jp/2015/09/blog-post_21.html
http://compassion5151.blogspot.jp/2014/09/emc.html

Amazing universe Photo by Adam Corbin

Monday, September 21, 2015

原子は心を持っている可能性大!

以下のビデオをご覧ください。


下記は次の記事からの抜粋です。
https://en.wikiquote.org/wiki/Freeman_Dyson

引用:
私の個人的な神学理論は、1985年にスコットランドのアバディーンで行ったギフォード講義(全方向に無限」の題で出版済)で説明した通りです。私の考えを簡単にまとめると次のようになります。宇宙は3つのレベルで心の動作の証拠を示しています。第一レベルは、実験室で原子を研究する時に見るような基本物理作用です。第二レベルは、自分自身の意識の直接的な人間の経験です。第三レベルは、全体としての宇宙です。

実験室での原子不活性物質というよりはむしろ、活性物質のように振る舞う奇妙なものです。原子は量子力学の法則に従って、代替可能性の間で予測できない選択をします。選択する能力によって顕現している心は、ある程度全ての原子に固有のものであるように見えます。

心の成長をもてなすという自然の法則を持っている全体としての宇宙もまた奇妙です。私は心と神との間に明確な区別をしません。神とは、私たちの理解の程度を超えてしまった時に、心がなるものです。神とは、世界の魂または世界の魂の集合体のいずれかであるのかもしれません。

ですから、原子と人間と神は心を持っているかもしれないと私は考えています程度は異なっても種類は同一の心)。言ってみれば、私たちは原子の予測不可能性と神の予測不可能性の間の中間立っています。原子は私たちの精神的器官の小片であり、私たちは神の精神的器官の小片です。私たちの心は原子から、及び神から等しくアドバイスの提供を受け取るのかもしれません。宇宙における私たちの位置についてのこの見方は真実ではないかもしれませんが、現代物理学の実験において明らかにされたように、原子の活発な性質と互換性があります。私は、この個人的な神学が科学的証拠によって支持されているとか、証明されていると言っているのではありません。私は、それが科学的証拠と一致していると言っているだけです。 
:引用終わり

フリーマン・ダイソン名誉教授は、原子<人間<神(全宇宙)の順で程度は異なるものの同質の心を持つと考えているようです。これは素晴らしい気付きかもしれません。重要なのは原子が心(選択能力)を持つという点です。なぜなら、仏性)は人間を含む全ての物の構成要素である水、空気、土、太陽光(全ての物を構成する各素粒子とエネルギー)の中に包み込まれているという仏陀の教えと一致するからです。

つまり、原子の心(意識)の中に神性(仏性)があるかもしれないということです。まだ、科学的根拠によって証明されてはいないようですが、科学的根拠(現代物理学の実験で明らかにされた原子の活発な性質、即ち選択する能力)と一致しているようですので、非常に有力な手掛かりであると言えます。ただ、原子の心(意識)の中に神性(仏性)があるのであれば、フリーマン・ダイソン名誉教授の言う「3レベルの心」を、次の通り微調整する必要があるのかもしれません。【内在的秩序潜在意識神性・仏性を含む精神形成物の種子)≦顕在意識(心:感情、知覚等の精神形成物)素粒子またはエネルギー(E = mc 2人間・動物・植物・鉱物全宇宙(水、空気、土、光熱)【外在的秩序

そして将来、上記が科学的に証明されれば、次の課題は意識の解明でしょう。つまり、人間の各素粒子とエネルギーの中に包み込まれている意識は、前世までと現世でのカルマ(行動)を刻印していること、即ち精神的形成物の種子として潜在意識に貯蔵していること、そして、その潜在意識が分解した肉体の各素粒子とエネルギーの中に包み込まれて、肉体的にも精神的にも輪廻転生することを科学的に証明することです。

(参考)http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-43851275 


フリーマン・ダイソン プリンストン高等研究所名誉教授

Friday, July 3, 2015

愚かな人間

「動物、植物、鉱物は意識を持つことができ、悟りを開くことができますか?」という質問への私の回答は次の通りです。

はい、私はそう感じます。動物、植物、鉱物は考えませんので、常にマインドフルです。彼らは一度も愚かな人間のように、概念、考え、見方、信念を創造したことがありません。ですから、彼らは分離差別で苦しむ必要は全くありません。そして、彼らは概念、考え、見方、信念を捨て去るために自分の貴重な時間とエネルギーを浪費する必要はありません。彼らはそのために知能を獲得する必要がありません。彼らは生命の素晴らしさに触れることができ、努力することなく洞察を得て、シンプルライフを楽しむことができます。この意味で、全ての動物、植物、鉱物は顕現した時から悟りを開いていたということです。ですから、私たち人間は何て愚かなんだろうと本当に感じます。私たちは概念を創造し、一杯苦しみ、全ての概念を捨て去るためにたくさん修行し、最終的に悟りを得ます。人間は自分で問題を起こしておいてから収拾を持ちかけ、何らかの報酬を受け取ろうとする愚かな生きものです。正に、マッチポンプ(マッチで火を付けてポンプで消火するという二役を一人でこなすこと)です。

私たち(人間、動物、植物、鉱物)全員が、全宇宙として同じであると私は理解しています。なぜなら、私たち全員が、水、空気、大地、太陽光からできているからです。そして、私たちは形を変えながら、肉体的にも意識的にも生態系内で循環しています。つまり、私たちの体の一つ一つの素粒子やエネルギーは意識を包み込んでいるということです。ですから、私たちは全宇宙です。過去の全ての遺伝的祖先と精神的祖先は私たちの中にいますし、私たちは将来の遺伝的子孫と精神的子孫の中にいます。

(参考)http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-39591867

A dolphin and a cat in San Diego Video by Malk Ahmad

Friday, February 20, 2015

人間の神秘 (YouTube版)

「人間の神秘」のYouTube版が出来上がりました。 
http://youtu.be/JzLvSUDVZ3E



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Wednesday, February 18, 2015

Human Mystery 人間の神秘

Did you know our journey in this life was well planned by ourselves for the evolution of humanity?
http://www.slideshare.net/compassion5151/human-mystery

* Everyone is already enlightened! 
* True self is just covered up by ego.

今生の旅は人間性進化のために、自分でよく計画したものであることをご存知でしたか?
http://www.slideshare.net/compassion5151/ss-44812852

※誰もが既に悟りを開いています!
※本当の自分はエゴに覆われているだけです。

Saturday, September 27, 2014

人生の神秘(貴方はもう悟っている!)



1. 傷ついたインナー・チャイルド

私たちのエゴ(自性自己)は、幼児期に両親(無意識に)に無条件に受け入れられなかったので、自分を守るために私たちの傷ついたインナー・チャイルドによってでっち上げられます。私たちのインナー・チャイルドは、まだ(無抵抗な)赤ん坊なので自分を脱出させてあげられないため、恐れと不安で両親に怯えています。

エゴをでっち上げる目的は、私たちの潜在意識に刻印されたカルマ(業)に応じて、私たちの前世の精神的成熟度を復活させることです。ですから、私たちは前世のエゴをでっち上げ、前世の終点から現世における新たな旅を再開するために、私たちの両親を選んだのです。

それ故に、幼児期の私たちの記憶が覆い隠されているのかもしれません。もしそうならば、家族はよく計画されたエゴ顕現工場であり、人間性進化のためのトレーニング・センターです。

2. エゴ(自性自己)

ほとんどの人はエゴ(自性自己、又は偽の自己)を自分であると信じています。それはエゴが無意識にあり、意識的に認識し得ないからです。ですから、エゴは本当の自分が復活するまで成長します。

エゴは自他を分離しますので、自分を守ってくれず、むしろ苦しみを引き起こすことを人々は分かっていません。

エゴは「私は特別、別格、他より優秀」という歪な見方をします。歪な見方は誤った知覚(苦痛の種)の一つですので、エゴはいつも精神投影を通して幻想を見ており、現実を見ることができません。

3. 本当の自分(無自性自己) 

ほとんどの人は、生まれた時から誰もが悟りを開いていたことを認識していなかったかもしれません。しかしながら、真実はあなたのエゴ(自性自己)が本当の自分(無自性自己、又は神)を覆い隠していただけなのです。鍵は、あなたが誰であるかです。

本当の自分を復活させるための手法としては、「マインドフルネス(念)」、「ヨガ」、私独自の手法である「無条件の自己受容」のように色々な手法があります。しかし、自己探求に基づく手法と瞑想に基づく手法の間には違いがあります。

私独自の手法は自己探求に基づく手法であり、二元性を超越するために、無条件の自己受容を通して本当の自分を復活させ、インナー・チャイルドを癒し、喜んでエゴを手放すことを一回の試行で可能にします。それ故に、私たちのエゴは本当の自分を再び覆い隠すことは決してありません。

4. 傷ついたインナー・チャイルドを癒す

ほとんどの人は、潜在意識の傷ついたインナー・チャイルドを認識できません。しかしながら、あなたがエゴを持っている場合、あなたの傷ついたインナー・チャイルドは、間違いなくあなたのエゴに覆い隠されています。

一旦、本当の自分が復活すると、私たちの傷ついたインナー・チャイルドの苦しみを認識し、それを抱きしめ、それを和らげ、深く耳を傾け、それを深くのぞき込み、根本原因を理解し、思いやりのエネルギーを発生させ、私たちの傷ついたインナー・チャイルドを癒すことが可能です。

傷ついたインナー・チャイルドを癒すことに成功した場合、インナー・チャイルドは自分を守るために再びエゴをでっち上げることは決してしないでしょう。それは、インナー・チャイルドがもはや恐れや不安を持っていないからです。

5. 喜んでエゴを手放す

一度、私たちの傷ついたインナー・チャイルドが癒されると、もはやエゴをでっち上げる必要がなくなります。その結果、私たちのエゴのパワーは自動的に弱くなります。それ故に、本当の自分は簡単に喜んでエゴを手放すことができるのです。

ですから、いかなる束縛もなかったわけですから、解放というものはありません。全ては幻想でしかなかったのです。しかし、この幻想は意図的に私たち自身、即ち無意識が創造したものだったのです。

これが、人生の神秘の全体像です。私たちは、前世と同じ状況においてどのように反応するかをテストされています。それは追試のようなものです。前世の過ちを克服するためには、追試に合格しなければなりません。私たちの人生は、人間性の進化のためなのです。

Grand Teton National Park, Wyoming, Photo by Jackson Hole

Saturday, July 5, 2014

Mystery of Cloud (Water) 雲(水)の神秘

Everything has consciousness, so cloud (water) also has consciousness. The following is one of the proof.
http://masaru-emoto.net/jp/project/english/01.html

There is no beginning and no end. So, I am the same as the cloud (water) . Watch the following youtube.
https://www.youtube.com/watch?v=DhuHjPPRI64


全てのものは意識を持っていますので、雲(水)もまた、意識を持っています。以下は、その証明の一つです。 
http://masaru-emoto.net/jp/project/japan/01.html

始まりも終わりもありません。ですから、私は雲(水)と同じです。以下の動画をご覧ください。 
https://www.youtube.com/watch?v=DhuHjPPRI64